今年もこの季節がやってきました。
2人の生徒さんが予選を通過し、本選に向かいます。
挑戦してくれた皆さんは8月の発表会でもプログラムに取り入れてもらっているので、それなのに長い期間勉強してもらっているのですが、本当に真剣に取り組んでくれて、一つ一つ課題を解決しながら仕上げていきました。
今回は全員がバラバラの曲で誰も同じ曲で被ることがありませんでしたので、指導する方も生徒に合わせてそれぞれ取り組みました。
でも一番気をつけて欲しかったことは「自分の音を聴く」ということです。
なかなか難しいんですよね。
弾き始める一瞬前の空気に乗る。
スタッカートで音を切った後の空間を聴く。
フェルマータで伸びている音を聴く。
曲の最中の和声の流れや違いを聴く。
最後の音をどう切るか。
弾きながらいろいろなことを考えつつ、その効果が出でいるかどうかを聴きながら弾く。
まだまだ小さな生徒さんたちには大変なことです。
でも諦めずに一緒に頑張っていると花開くときが来るのですね。
コンクールに挑戦してよかった、そう思うのはこんな時です。
本選に向かっても頑張りましょう。
また、本選に届かなかった人も、この後ハロウィンパーティやクリスマス会で、素敵な演奏を目指していきましょう。