
今年も発表会の日が目前に迫ってきました。
というより、もう明後日です。
教室ではリハーサル代わりに、本番1か月前から毎回レッスン前後の生徒さんたちと「発表会ごっこ」なるものをします。前の時間の生徒さんと、次の時間の生徒さんがお互い聞き合う会をするのです。
発表会と同じように私がアナウンスをし、呼ばれたら前に出てきてお辞儀をして、私が椅子と足台の調整をしてから演奏します。演奏が終ったらまたお辞儀をして席に戻る。こういうのを前の子と次の子、毎回2回ずつやっているといやでも体にしみこんで、初めての生徒さんでもステージマナーには迷いがなくなります。
今年もホールは午前中の3時間しか取れなかったので、内容は超シンプルなソロ演奏だけ。習い始めの生徒さんは私と連弾しますが、その以上の方は皆さんソロでの演奏です。
それでも今年はいつもとちょっと違って、中学生の生徒さんがジャズやポピュラーに挑戦。クラシックとはリズムや表現が違っていて、あの手この手で勉強しました。
でも一番効果があったのは、曲にストーリーを付けてみることでした。内容は内緒ですが、普段はおとなしい性格の子でも、ピアノの演奏中は俳優になって、嫉妬したり喧嘩したり、はたまたいい雰囲気になったりと、映画やドラマのようなストーリーを作っていくのが大事と話したら、次の週は見事に感情移入できる演奏になっていました。
本番は緊張しますが、ぜひ楽しんで弾いて頂きたいです。
発表会、頑張りまーす。