
卒業式シーズンになりました。
続々と中学生、小学生、そして幼稚園生の卒業のお知らせが届いています。
中学生の生徒さんは神奈川県下でも優秀な高校に進学が決まっています。進学に向けてとても努力していたので、合格が決まった時は私もとてもうれしかったです。受験の間もほとんどピアノのレッスンは休むことなく通っていました。今はご褒美にちょっと今までとは違うことをしてみようと、私との連弾を楽しんでいます。
小学生の生徒さんも、卒業式のきれいなお着物とと袴姿で輝くような満面笑顔の写真を送ってくれました。
6年生になってからはクラス合唱の伴奏に校歌の伴奏、そして教室のハロウィンやクリスマスパーティーでは連弾と、この一年はたくさんのことに挑戦しました。保護者の方からは「乗り越えることで自信がつき、ピアノ以外のことにも積極的に前向きに取り組むようになりました。」とのうれしい言葉を頂きました。
ピアノは1曲を仕上げるために楽譜を読み、リズムを理解し、両手別々の動きで鍵盤で弾き、更にそこに感情表現を盛り込むという、いくつものことを同時にします。さらにすぐには弾けないので何度も練習し、仕上げるための粘り強さを育て、人前で演奏する度胸を付けていきます。
そこまで努力して練習しても、本番でうまくいかないこともありますし、コンクールでは思ったような結果につながらないこともあります。でも人生はうまくいくことばかりではありません。そのことをすでにピアノを通して小さいころから経験しているのです。
そして環境を整え、その練習を支えてくれるご両親、先生、応援してくれる教室のお友達に感謝の気持ちを育てます。
ピアノを習うだけで人生に必要な多くのことが身についていくのです。
不思議なことに成績も優秀な生徒さんが育っていきます。これは上記のように一度にたくさんのことを処理するので脳の力が高まるからかな?とも思っています。実際に脳細胞が増えることが立証されているそうです。
春から新しい生活になりますが、これを機会にピアノを始めてみるのはいかがでしょうか。