今日は本当はとてもとても楽しみにしていたアルゲリッチとギドン・クレメルのコンサートの日でしたが、もれなくコロナで中止。いい席取れていたのになぁ…。
家では毎日のようにアルゲリッチの演奏を聴いていますが、若い時から全く変わらず衰えることのない彼女の演奏に敬服しきりです。今度はいつ来日されるのでしょうか。
ほかにも、このコロナ騒ぎで演奏会はことごとく中止され、演奏家の皆さんも収入が激減してこまっていらっしゃるとか。世界中ですもんね、アーティストだけではなく多業種で行き詰まりを感じている方も多いと思います。
3/1には友人が音楽仲間とのコンサートでショパンのバラード4番を演奏されるとのことでしたので、楽しみにしていました。
2/26の辻井伸行さんのコンサートでは、そのバラード4番を辻井さんが演奏されたので聞きに来られていて、ばったり会場でお会いして驚いたのですが、その時も「4日後には楽しみにしているからね」と言って別れていました。
ところが3日前になって突然中止になってしまったのです。お客様への配慮でということでしたが、今まで長い期間をかけて準備してこられた彼女の気持ちを思うと、本当に残念でなりませんでした。
私も一時はすっかりあきらめていたのですが、よく聞いたら無観客で実行するということでしたので、内緒で飛び込み入場し、聞かせていただくことができました。
高度な技術を要する曲なのによく仕上げてあって、音楽的にも深い表現力でこちらに語りかけてくる演奏でした。ブラボー!!
本当はもっと多くの観客でたくさんの拍手を送ってあげたかったのですが、心を込めて拍手をお送りしました。
今やヨーロッパでも抑えようのない広がりを見せるコロナウィルスですが、人類の叡智を集めれば必ず収束させられるはずと信じています。
また、この時期世界中で排気ガスが減っていると思うので、図らずも温暖化が少しは回復するのでは?などと思っていますが…。
皆様お体に気を付けて元気でお過ごしください。