
5月30日、私も協力している「横浜歌の絆の会」他の共同主催により、ストラトス弦楽四重奏団によるチャリティーコンサートが開かれました。
ストラトス弦楽四重奏団はウィーンフィルやウィーン国立歌劇場オーケストラ等の団員として活躍する走者と、横浜出身ウィーン在住の佐藤麻理さんのピアノを加えた四重奏団で、国際的コンクールに数多く入賞、優勝をはたしている合奏団です。
今日のプログラムはブラームスの弦楽四重奏1番とピアノ五重奏。
訴えかけるような弦の響きと、透明でコロコロと転がるようなピアノ。それが楽章によっては鋭く突きつけるように変化します。弦楽四重奏1番の第4楽章の熱く燃えるような演奏には引き込まれました。
ピアノ五重奏には、ヴァイオリニストの吉田恭子さんを加えての演奏。お会いした感じは華奢でかわいらしさも感じる吉田さんでしたが、舞台では骨太で深みのあるブラームスを披露してくださいました。
こちらもその最終楽章の躍動的で正確なテクニックに裏付けされた密度の高い演奏に、会場は興奮していました。鳴りやまない拍手に最終楽章の一部を再演奏。熱い思いが冷めやらない気持ちで、皆さんも帰路につきました。
お誘いした友達からは「とても素晴らしかった。また次も呼んでほしい」と口々に感謝されました。私も魂を揺さぶられるような演奏に我を忘れるほど興奮していました。生の演奏は素晴らしい!
このコンサートのチケット売り上げは、東日本大震災の被災地、または九州などの大災害の被災地に支援金として届けられます。
今回も皆様のご協力により、多くの支援を届けることができそうです。来年もよろしくお願いします。