春は新しく何かを始めたくなる季節です。
音楽教室にも新入会の体験レッスンの申し込みをたくさんいただきました。転勤してお近くに来られた方、新1年生または年少さん、年中さんになって来られるかわいいお友達もいます。
その中に、新中1の方で管楽器を吹いていらっしゃる方がいました。小学校のころから吹奏楽で管楽器を吹いているけれど、楽譜をもう少ししっかり読めるようになりたいとのことでした。
考えてみれば、今までも合唱発声を習っていらっしゃる方の中に、楽譜が読めないことで苦労していらっしゃる方もいましたが、楽譜の読み方だけをご指導するクラスは作っていませんでしたので、改めてここで「ソルフェージュクラス」というものを作ってみました。ピアノや歌が中心ではなく、テキストを使った楽典中心です。
もちろんピアノ教室の方には必ずレッスン時間の中でソルフェージュを学んでいただいているのですが、これはこれでとても大切で、ピアノばかりに一生懸命になりすぎてソルフェージュの時間が取れないことも多く、本当はこれだけ切り離した時間が作りたいほどでした。
楽譜がしっかり読めるようになると、作曲家の意図がはっきりと見え、どのように演奏したらいいかが見えてくるので、演奏に自信が持てるようになります。
リズムがつかめないと自分の中でもあやふやな感覚がぬぐい切れません。
楽譜には思いのほかたくさんのことが書いてあるものです。それを紐解いていく楽しみをご一緒にできればと思っています。