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Hちゃんの挑戦

 5月に入会されたHちゃんは、おとなしくてちょっと甘えん坊さんの小学校1年生。

 最初はレッスンでもモジモジ恥ずかしそうにして、どうかするとママの方に振り返って助けを求めるようなところもありましたが、音符を一つ一つ覚えて両手で弾けるようになってくると、だんだん自信をつけてどんどん譜読みしてくるようなりました。

 

 習い始めた最初のころはおうちにピアノがなく、アップライトピアノをレンタルで借りて練習されていましたが、その後ご両親様のご配慮で木目調の素敵なピアノを買っていただいたHちゃん。一日に何回かピアノの前に座るようになり、練習もノッて来たようです。

 

 そこでHちゃんに初めての舞台として、ピティナピアノステップを勧めてみました。ステージもあまり大きな会場ではなく、桜木町のカワイプラージュというこじんまりした、でも素敵な雰囲気のステップです。背伸びせず、今レッスンしている曲での参加にほっとしたのか、参加を決めてくれました。これが伸び盛りのHちゃんには良い目標となり、レッスンに来る時の目の輝きが俄然変わってきました。

 

 でも恥ずかしがり屋さんのHちゃん、舞台は大丈夫かな? ちょっと心配です。

 

 そこで、毎回ステージ前に出演する子供たちを集めてするリハーサル会を、今回も計画しました。

場所はいつものお教室ですが、先生だけでなく、一緒にステップに参加するほかのお友達にも聞いてもらいます。そしてお友達の演奏も聞いてみる絶好の機会。ほかの子たちはもう何度もやっていて慣れっこですが、Hちゃんにはまず初めての挑戦になるでしょう。 

 

 教室内でも発表に向けての準備を進めます。まず名前を呼ばれたら一人でピアノの前に行き、決められた場所でお辞儀をし、ピアノの前に座ったら手をお膝において一呼吸。曲のテンポを数えてから弾き始めます。弾き終わったらまたお辞儀をして帰る。そんな一連の動作も何度も練習していき、当日までに自信をもって行動できるよう慣れてもらいます。

 

 リハーサル会は来週。そしてその次の祝日がステップです。頑張れHちゃん!