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29回目のハマ音サマーコンサート

 7/20に、初回から参加しているハマ音合唱団の、第29回サマーコンサートが無事に終わりました。ん?無事かな? いやいや年々暗譜に苦労し、今年はちょっとだけ間違えて飛び出てしまいました。(;^_^A 

 29年前には20曲あろうがすらすら覚えて100%間違えずに歌えたのですが、やれやれ。

 30年近く一緒に歌っている仲間も同じように年齢は積み重ねましたが、その分結束も強く、お互い助け合い支え合ってコンサートを作りあげてゆく楽しさは、この合唱団ならではと思っています。

 

 今年は念願かなって、私の知り合いのバリトン歌手松田亜蘭さんに共演していただきました。幼い時から知っている彼がいつの間にか歌手を目指すようになり、カナダで勉強して立派に成長して帰ってきたときはとても嬉しく、亜蘭君の歌うバッハに涙しながら感動していました。

 その亜蘭君とあるコンサートで共演されたソプラノの朴瑛実さんとピアノの辻田祐希さんを知ったのはおととしの9月のこと。あまりにも美しいその声とピアノ伴奏に感動して、思わず亜蘭君に紹介してもらって、28回のサマーコンサートのソリストとして共演していただいたのでした。ただ昨年はテナーのソリストの方に共演していただきたいということもあったので、バリトンの亜蘭君ではなく、テノールの中嶋克彦さんに主演していただいたのでした。

 

 そこで今年こそはと再び朴さん、辻田さんにもご出演頂き、ようやく亜蘭君にもサマコンのステージに共演していただくところまでこぎつけたのです。ところがソリストとして合唱団と共演していただくところはソプラノとテノールのところ。それでも亜蘭君は快く引き受けてくれ、ソリストのステージでは見事なオペラアリアを披露してくださいました。

朴さんはハマ音合唱団でもファンが多く、なにより指揮者の辻先生もべた褒め。素晴らしい声に聞きほれて自分の歌うところを忘れてしまいそうです。

ピアノの辻田さんの伴奏は、非常に確かなテクニックと、冷静で落ち着いた中にもグイグイ引き込む力強さを併せ持つ魅力的な演奏です。時には歌よりもピアノに傾聴してしまうくらい素晴らしい演奏をされます。

 素晴らしい先生方のおかげで、今年もステージは大変に盛り上がりました。

 

 今年、このような素敵なステージに出られましたこと、また聞きに来てくださったお送りお客様に心から感謝いたします。

 ありがとうございました。